「外国人が増えたら犯罪が増える」「外国人犯罪が急増している」——ネットでよく見るコピペだ。実際のところ数字はどうなのか。警察庁の公式統計で事実を確認する。
最初に数字
- 来日外国人の刑法犯検挙件数(2023年):約1万2,085件(警察庁)
- 日本の刑法犯総検挙件数(2023年):約29万2,000件——外国人は全体の約4%
- 在留外国人数は過去最多(341万人)なのに、外国人犯罪検挙数は2005年のピーク時(約4万7,000件)の4分の1以下
- 「急増」は統計上確認できない。むしろ長期的には大幅減少のトレンド
「増えている」は本当か——20年のトレンドを見る


警察庁「令和5年の刑法犯に関する統計資料」をもとに、来日外国人による刑法犯検挙件数の推移を確認する。
| 年 | 検挙件数 | 在留外国人数 |
|---|---|---|
| 2005年 | 約47,147件(ピーク) | 約201万人 |
| 2010年 | 約26,845件 | 約213万人 |
| 2015年 | 約17,312件 | 約223万人 |
| 2020年 | 約10,392件 | 約289万人 |
| 2023年 | 約12,085件 | 約341万人 |
出典: 警察庁「令和5年の刑法犯に関する統計資料」/ 出入国在留管理庁統計
在留外国人数は2005年から2023年で約170万人増加したが、検挙件数は約35,000件減少している。「外国人が増えたら犯罪も増える」という単純な相関は、少なくともこの20年間の日本のデータからは読み取れない。
犯罪の種類と国籍別の内訳

2023年の来日外国人刑法犯の内訳(警察庁資料より):
・最多は窃盗(万引き・置き引き等)——全体の60%超
・次いで詐欺・傷害・違法薬物等
・最多は窃盗(万引き・置き引き等)——全体の60%超
・次いで詐欺・傷害・違法薬物等
国籍別:中国・ベトナム・フィリピン等が上位(在留者数が多い国籍と概ね対応)
「凶悪犯罪(殺人・強盗・放火・強姦)」に占める外国人の割合は検挙件数全体の中で少数にとどまる。
出典: 警察庁「令和5年の刑法犯に関する統計資料」
「外国人犯罪率」は日本人より高いか

ここは慎重な比較が必要だ。単純な「検挙件数」の比較には罠がある。
人口あたりの犯罪率で比べると:
在留外国人の人口あたり刑法犯検挙率は日本人と比べてやや高い傾向があるとされる(警察庁統計の解釈による)。ただしこれには以下の留意点がある:
①在留外国人には若年・労働年齢層の男性が多い(犯罪率が高い年齢・性別構成)
②観光客・短期滞在者が含まれる場合があり分母の取り方で変わる
③日本人の「不検挙・示談処理」と外国人の扱いに差がある可能性
在留外国人の人口あたり刑法犯検挙率は日本人と比べてやや高い傾向があるとされる(警察庁統計の解釈による)。ただしこれには以下の留意点がある:
①在留外国人には若年・労働年齢層の男性が多い(犯罪率が高い年齢・性別構成)
②観光客・短期滞在者が含まれる場合があり分母の取り方で変わる
③日本人の「不検挙・示談処理」と外国人の扱いに差がある可能性
出典: 警察庁統計 / 各種研究者分析
「外国人は犯罪率が高い」という単純な結論も、「全く同じ」という反論も、データ解釈の問題を含む。現時点で言えることは「絶対数は長期的に減少、在留外国人の増加に比例した増加は起きていない」だ。
「技能実習制度崩壊で犯罪が増える」論は?
近年注目されるのが、技能実習制度の問題と犯罪の関係だ。劣悪な労働環境・賃金未払いで逃げ出した実習生が不法滞在状態になり犯罪に走るケースが報じられてきた。
2024年の入管法改正で技能実習制度は廃止・育成就労制度に移行する方向で整備が進んだ。制度の改善が「逃げ出す動機」を減らすかどうかが今後の観察ポイントだ。
まとめ:「増えている」は20年スパンでは誤り、ただし構造的問題は本物
「外国人犯罪が急増」は統計上の事実ではない。在留外国人数が1.7倍になる間、刑法犯検挙件数は4分の1以下に減った。しかし技能実習制度の構造的問題・制度の網の外に出た人たちの問題は本物の課題として残る。「数字の誇張」と「問題の矮小化」、両方が同時にある話だ。
データ出典: 警察庁「令和5年の刑法犯に関する統計資料」(2024年公表)/ 出入国在留管理庁「令和5年末現在における在留外国人数について」




コメント
窃盗などの軽犯罪が激減してますので、トータルでは減少。(一時期異常に多すぎた)
ただし殺人強盗強姦等の凶悪犯罪は増加し続けています。
外国人犯罪が大した問題ではないとミスリードさせるための恣意的な解説ですね。
詳細は、法務省の犯罪白書を参照のこと。
窃盗や詐欺の未解決事件
窃盗の年間の認知件数は51万3,931件に達し、前年から約1万2,000件(2.5%)増加。 詐欺の年間の認知件数は7万2,532件を記録し、前年から25.0%も激増。
太陽光発電施設の銅線などを狙う「金属盗」の認知件数が、前年比27.2%増と急増して深刻な問題。
窃盗の年間の未解決件数:34万424件(前年より約4,900件増加)
認知件数:51万3,931件
検挙件数:17万3,507件
検挙率:33.8%(=約3件に2件が未解決)
詐欺の年間の未解決件数:5万5,084件(前年より約1万4,000件増加)
認知件数:7万2,532件
検挙件数:1万7,448件
検挙率:24.1%(=約4件に3件が未解決)
日本人じゃないな
いつものパヨガーで書き込みさせない
統計資料?
ならば、この1年間の物価は2%行ってないのにインフレだぁ〜と騒ぐ輩が多過ぎる
だって警察が「証拠がないから捜査しない」って、外国人と性犯罪を選択的に見逃すんだもの。あ、「面倒くさいから捜査しない」がもちろん一番だけどな
言及されているが、「在留外国人」の定義が示されなければ有害なデータ。技能実習生や自称難民、その他国連の定義で「移民」に該当する定住·永住型外国人の犯罪率で議論しないと誤る。家族や恋人と一時的に観光に来る外国人を母数に取れば犯罪率は激減する。
検挙件数だから、そりゃそうでしょうよ
外国人が増えれば増えるほど扱いが面倒だから
検挙しないのが日本の警察だよ
統計資料=事実じゃないので