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彡(゚)(゚)「探偵がワイになんの用や?」

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話題
Sammy-WilliamsによるPixabayからの画像
1: ID:592
彡(^)(^)「仕事帰りの夕暮れ時は涼しくて散歩に丁度ええな!」

(´・ω・`)「もしもし、やきうさんですか?」

彡(゚)(゚)「ん?誰や?」

(´・ω・`)「わたくし身辺調査をしている探偵でして、あなたの友人のポジハメさんからの紹介で来ました。これポジハメさんと私の名刺です」

彡(゚)(゚)「確かにポジハメの名刺や。何か書いてあるな」

(*^○^*)『やきう君!探偵がキミの勤める会社のある社員の身元について調べたいそうだからよろしく頼むんだ!』

彡#(゚)(゚)「一言くらい連絡よこせや」

彡(゚)(゚)「もう一枚の名刺が……ON探偵事務所の原住民さんでええんか?で、探偵がワイに何の用や?」

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彡(゚)(゚)「探偵がワイになんの用や?」

引用元: https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1599663979/

以下ネットの反応

5: ID:592
(´・ω・`)「はい。あなたが人事課ということでお話をお聞かせ願えればと思いまして」

彡(゚)(゚)「ワイにわかることやったらかまわへんで。今日でも明日でもええけど。こんなとこでもなんやし家で話そか?」

(´・ω・`)「そんなに時間をとるようなことでもないので散歩しながら話しましょうか。散歩お好きなんですよね?」

彡(゚)(゚)「わかったやで(せっかく嫁にプレゼント買って帰ろうと思ってたところやのに)」

(´・ω・`)「で、その用件なんですがもうお分かりですね?」

彡(゚)(゚)「社員の男が結婚するから相手方が身辺調査を依頼したってところか?」

(´・ω・`)「ご推察のとおり」

7: ID:2ba
嫁いるんか
9: ID:592
彡(゚)(゚)「人事課におるとそういう話が結構来るんや。で誰なんや?」

(´・ω・`)「あなたですよ」

彡;(゚)(゚)「は?ワイはもう結婚しとるで」

(´・ω・`)「でもまだ籍は入れてないんでしょう?そして一日も早く手続きを済ませたいと思っている」

彡(゚)(゚)「はぁ~つまり嫁の実家から依頼されたってことか」

(´・ω・`)「そこはまぁ……職務上誰とはっきり申し上げることはできないんですが、おおよそお察しはつくでしょう」

彡(゚)(゚)「それならそれで何を聞いてくれても構わんで。むしろ裏でコソコソ調べられるよりありがたいわ」

(´・ω・`)「僕は間接的に調べずにこうして本人に直接聞く手法をよく使ってまして。本人に聞かないと分からないこともありますし」

11: ID:ZZd
彡(゚)(゚)「はぁ~つまり嫁の実家から依頼されたってことか」

(´・ω・`)「そこはまぁ……職務上誰とはっきり申し上げることはできないんですが、おおよそお察しはつくでしょう」

こういうやり取り好きなんだよなぁ

13: ID:592
(´・ω・`)「まず確認なんですが、あなたはポジハメさんとは大学の同期で卒業後の慈英2年9月に今の会社に入り、翌10月に前の奥様とご結婚されましたね」

(´・ω・`)「そして5年半ほどして奥様は病気で亡くなられた」

彡(゚)(゚)「せやな(間接的に調べないとか言いながらガッツリ調べとるやんけ)」

(´・ω・`)「奥様は亡くなられる以前にも病に臥せましたね。その後も風邪や肺炎で寝込むことが何度もあった」

(´・ω・`)「慈英6年の10月にパラチフス、翌年の正月に風邪、7月に1度と8月に2度の下痢と秋には風邪」

(´・ω・`)「さらに慈英8年の正月には風邪に肺炎を併発して一時は危篤になるものの回復し、2か月も経たないうちにチフスで亡くなられた」

彡(゚)(゚)「なんでも知ってるんやな。もう調べることないんちゃうか?」

(´・ω・`)「まぁこれが仕事ですので。……で、あの事件があったのはいつのことでしたか」

15: ID:592
(´・ω・`)「奥様が肺炎で入院した時、病室のガスの栓がゆるみガス漏れで窒息しかける事件がありましたね」

(´・ω・`)「それからこんなこともありました。奥様がバスで移動中に……」

彡;(゚)(゚)「ちょっと待てや!さっきから何の必要があってそんなこと調べてるんや!」

(´・ω・`)「必要があると言うより職業病みたいなものでして、つい余計な事まで調べてしまうんです。もうすぐ本題に入りますので」

(´・ω・`)「で、バスは衝突事故を起こし飛び散ったガラス片で怪我をした……」

彡(゚)(゚)「そんなこともあったけどかすり傷程度やで」

(´・ω・`)「ですがあの事故にはあなたにも責任があると思うんです」

彡(゚)(゚)「は?」

16: ID:592
(´・ω・`)「あなた、奥様に電車じゃなくてバスを使えと言いましたね?」

彡(゚)(゚)「そういや言ったような……でも肺炎の後で体力も落ちてるから人ごみを避けたかっただけやで。なんで事故がワイの責任になるんや」

(´・ω・`)「あの辺りは車の衝突事故が多いことをご存知ですか?あまりに頻発するため何度もニュースになっています」

(´・ω・`)「奥様は肺炎が治ってからも1か月間は1日おきに病院に通わないといけない状態でした。つまりバスに30回は乗る計算になります」

(´・ω・`)「僕の見る限りあなたは神経質なタイプです。奥様を愛しているあなたがバスを使わせるのは、らしからぬ不注意だと思います」

彡(゚)(゚)「そう思うアンタも相当神経質やな。だんだん思い出してきたけど、あの時はバスの事故と満員電車での感染の危険性を天秤にかけてバスを選んだんや」

18: ID:ZZd
やきうが犯人説か?
19: ID:592
彡(゚)(゚)「風邪の流行期に満員電車に乗って感染して死ぬよりは事故で死ぬ方が確率低いやろ?万が一事故にあっても死ぬとは限らんし、実際軽傷で済んだんやから」

(´・ω・`)「なるほど、それなら理屈は通ってます。しかしあなたは奥様にこうも言ってるんですよ。バスは必ず一番前に乗れと」

彡(゚)(゚)「それはドアに近い方が感染の危険性が低くなるからで……」

(´・ω・`)「あなたは最初バスを使った場合の感染リスクに触れなかった。にもかかわらず今、感染リスクを理由に前に乗せたと言った。ここに矛盾があります」

(´・ω・`)「また感染リスクの低さを理由に前に乗せると、今度はそこが衝突事故が起きた時に一番リスクが高い場所になってしまう。これも矛盾しています」

(´・ω・`)「事故によって奥様は軽い傷を負いましたが、他の乗客は全員無傷でした。事故そのものは偶然ですが、事故によって奥様が怪我をしたことは必然なのです」

(´・ω・`)「ですからあなたはある一定の“偶然の危険”の中へ奥様を置き、その範囲内での“必然の危険”へ追い込んだと言えます」

20: ID:592
(´・ω・`)「あの頃の奥様は病が治ったばかりで免疫性を持っていたと考えられます。僕に言わせれば感染の危険性はなかったのです。一度肺炎にかかった者がもう一度かかりやすいのはある程度期間を置いてからの話です」

彡(゚)(゚)「免疫は知っとるけど10月に風邪やったばかりやのに正月にもかかったんやからアテにならんやろ」

(´・ω・`)「奥様はその2か月間ずっと咳をしていました。完全に治り切ってはおらず、移されるよりむしろ移す側だったんですよ」

彡;(゚)(゚)「そもそも偶然の危険自体が極稀なことであってしかも“必然怪我をする”ってだけやん。“必然死ぬ”とは全くちゃうやろ」

(´・ω・`)「偶然ひどい事故があったらどうでしょう。必然死ぬと言えますよね?」

彡(゚)(゚)「せやな。でもそれは机上の空論。論理ゲームでしかないで」

(´・ω・`)「ははは、論理ゲームですか。僕は論理ゲームが好きなのでつい深入りをしてしまいました。いや失礼、もうじき本題に入ります」

21: ID:592
(´・ω・`)「ですが先に論理ゲームを終わらせましょう。あなたもなかなか論理が好きそうですし」

(´・ω・`)「偶然と必然の話でしたが、これを人間の心理に結び付けると論理が論理でなくなるのです」

彡(゚)(゚)「何が言いたいのか分からんくなってきたで……」

(´・ω・`)「難しい話じゃないですよ。心理というのはつまり犯罪心理のことです」

(´・ω・`)「間接的な方法で誰にも知られずに誰かを亡き者にしたい、そのためになるべく危険の多いほうへ意図を悟られないよう偶然を装って誘導する。そこに一見わからないような必然が含まれていればなお良い」

(´・ω・`)「あなたが奥様をバスに乗せたことと外形は一致しませんか?」

彡(゚)(゚)「職業病とはいえ妙なこと言うなぁ。30回バスに乗せただけで殺せると思ってるんなら相当馬鹿やろ」

22: ID:2ba
ふむふむ
23: ID:ZZd
面白そうやな
24: ID:592
(´・ω・`)「30回バスに乗せただけならそうです。しかしあらゆる方面から偶然をいくつも積み重ねれば、もはや偶然ではなく必然となります」

彡(゚)(゚)「積み重ねるって何をするって言うんや」

(´・ω・`)「例えば……夫が心臓の弱い妻を殺すとします。ここに既に偶然的危険のタネがあり、危険を増大させるためにますます心臓を悪くさせる条件を与えます」

(´・ω・`)「アルコール、タバコ、冷水浴などの心臓に悪影響を及ぼすものを勧めるのです。様々な理由をつけあたかも親切心を装いながら」

(´・ω・`)「心臓が悪くなったところで今度は心臓に打撃を与えます。つまり、なるべく高い熱が続くような病気――チフスや肺炎にかかりやすい状態へ置くのです」

(´・ω・`)「生水、刺身、生牡蠣を勧め、怪しまれぬよう自身も食べる。夫は以前チフスにかかったことがあり免疫を獲得していました」

(´・ω・`)「妻はチフスになりませんでしたがパラチフスにかかりました。とはいえ死亡率は1割程度に過ぎないので助かりましたが」

25: ID:ZZd
ほうほう
26: ID:592
(´・ω・`)「やがて風邪が大流行します。夫は風邪予防のうがいと言って度の強いうがい薬を使わせることで咽頭炎を起こさせ、妻を風邪にかからせます」スタスタ

彡(○)(○)「……」スタスタ

(´・ω・`)「妻の実家の子供が重い風邪を患った時は、夫が『妻は風邪が治ったばかりで免疫があるから』と理由をつけ頼まれてもいないのに妻に子供の付き添いをさせました」

(´・ω・`)「その結果重篤な肺炎になり今度こそ、というところでしたがもう少しでというところでまたも妻は助かります」

(´・ω・`)「病気ばかりには頼れないと思った夫は妻が入院している病室のガスストーブに目を付けます」

(´・ω・`)「毎日きちんとストーブを消して寝る妻でしたが、夜にトイレに起きる習慣がありその時にガスの栓に服が触れることに夫が気付きます」

28: ID:592
(´・ω・`)「少し栓を緩めておけば、妻が栓に触れた拍子にさらに緩まってガスが漏れないか。そう考えガス栓に油をさして軽く触れただけで滑らかに動くようにしたのです」

(´・ω・`)「ちなみに秘密裏に行ったこの行動が家の――奥様と同郷でとても奥様思いの――お手伝いさんに見られていたりします。ま、どうでもいい話ですが」

(´・ω・`)「これはほぼ成功し妻は窒息しかかったものの、大事に至らぬうちに目を覚ましました。原因は栓の緩みだとすぐ分かり、結局妻の不注意ということで片付けられました」

(´・ω・`)「この後夫が選んだのがバスです――これも軽傷に終わりますが」

(´・ω・`)「次に夫が機会を得たのは医師の助言でした。療養のため空気の良い所へ一か月ほど行くように勧められたのです」

(´・ω・`)「これを機に家族ごと引っ越しをしました。飲み水の質の悪い、伝染病が絶えない土地へ」

29: ID:Z3Q
どんな土地やねん
30: ID:592
(´・ω・`)「相変わらず生物や冷水浴、喫煙を勧め、それから庭を手入れし樹を植え池を作りました。トイレの位置も西日が当たる位置に変えました。
家中にウィルスを媒介する蚊や蝿を発生させるために」

(´・ω・`)「時には知人がチフスにかかると自分は免疫があるからと見舞いに行き、たまに妻も行かせます」

(´・ω・`)「そうしているうちについに妻はチフスにかかりました。そして亡くなったのです」

(´・ω・`)「どうですか。あなたの場合と外形は一致するでしょう?」

彡(○)(○)「ま、まぁ、外形だけは――」

(´・ω・`)「そうです。今のところは外形だけです。あなたは奥様を愛してらっしゃった。ともかく外形上は」

31: ID:592
(´・ω・`)「しかしそれと同時に、2、3年ほど前から今の奥様も愛していらっしゃった。外形以上に愛していました」

(´・ω・`)「この事実が入ってくるともはや外形だけではなくなってきますねぇ」

彡;;;(((○)))(((○)))「…………」ガタガタ

(´・ω・`)「あはははは」

彡(○)(○)「!!」

33: ID:g2P
不倫しとったんかい
34: ID:Z3Q
ちょっと無理があるやろ
妻と庭の面倒見ながら浮気までってJ民の一日は何時間あるんや
37: ID:g2P
>>34
例のリア充J民コピペ定期

35: ID:592
(´・ω・`)「もういけません、もう隠し通せませんよ。あなたさっきから震えてるじゃないですか。
亡くなられた奥様のお父様が今夜僕の家であなたを待っているんです。
まぁ怯えなくて大丈夫ですよ、ちょっとこっちに来てください」

[ON探偵事務所]

彡(○)(○)「」

-完-

36: ID:6sx
いわゆる“未必の故意”って奴やな
《連語》行為者が、罪となる事実の発生を積極的に意図したり希望したりしたわけではないまま、その行為からその事実が起こるかも知れないと思いながら、そうなっても仕方がないと、あえてその危険をおかして行為する心理状態。
Oxford Languages and Google
39: ID:ZZd
終わるんかい
良かったけど
40: ID:NMW
面白いけど全体的に練り込み不足が目立つ
次に期待やな
42: ID:592
谷崎潤一郎の「途上」をやきう民と原住民で再現してみたんや
どんな土地やねんってのはこれが大正時代の話だからやで
回りくどいとか1つの文が長いのはワイの文章力不足やですまんな
43: ID:ZZd
実際にあるんやな
ちょっと読んでみたくなったわ
46: ID:Ruy
嫁の生活習慣を改めさせないガバガバ医師
47: ID:592
>>43
短編やからすぐ読み終わるで
青空文庫で読める
谷崎潤一郎 途上

>>46
そこがこの物語最大のツッコミポイントやな

44: ID:NMW
元もちょっとガバガバなんか…
45: ID:NMW
これ状況証拠だけで全く物的証拠ないから
仮に犯人だとして逮捕できないのがちょっと気にかかる
48: ID:6sx
>>45
逮捕されるよ
未必の故意 でググるとええで
49: ID:NMW
ガスの話が証明できるならいけるかもしれんが
それ以外は証拠が全くつかめない話ばっかやしなぁ
こいつが故意だって認めなきゃ終わりちゃう?
50: ID:NMW
まぁお父様がどうの~とか言ってるから
逮捕うんぬんじゃなくてこれを暴かれるのをおびえてるのかもしれんが
51: ID:Ruy
医師の助言があったにもかかわらずとても療養に向かない環境を作ってその結果病死したってことが立証できれば故意の証明が可能かもしれん

コメント

  1. 小説版スパイラルにもあったなぁ未必の故意

  2. 妄想型統合失調症の推理好きは精神病院送りやな

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