「コロナ禍は終息へ」と書いた日から、2年5か月かかった

話題

2020年12月8日、イギリスで新型コロナワクチンの接種が始まった。当サイトはその日、「『コロナ禍』は終息へ」という見出しを立てている。

実際に終わったのは2023年5月8日、2年5か月後だった。当時ここに並んでいた見出しを、公開されている一次情報だけで答え合わせする。当たったものも、外したものも、両方出す。

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2020年11月〜2021年4月、この見出しが並んでいた

この7本のうち、6本は今なら答えが出せる。

【外れ】終息は、そこから2年5か月先だった

イギリスの接種開始を「終息へ」と書いたのは、当サイトだけではない。ただ結果として、日本で新型コロナの法律上の扱いが変わったのは2023年5月8日である。参院決算委員会でも「本年五月八日、指定感染症としての位置付けが五類感染症に変更される」と確認されている。

日付 起きたこと
2020-12-08 イギリスで接種開始(当時の見出し「コロナ禍は終息へ」)
2021-02-17 日本で医療従事者への先行接種を開始(約4万人)
2021-04-12 高齢者への接種を開始(接種記録システムVRSも同日運用開始)
2021-06-01 WHOがシノバック製を緊急使用リストに収載
2023-05-08 5類感染症へ移行(接種開始から2年5か月)

ワクチンが出れば終わる、という読み自体が外れた。これは当時ほぼ全員が共有していた読みで、当サイトも例外ではなかった。

【当たり】接種スケジュールは、言われたとおりに動いた

2021年1月、河野太郎ワクチン担当相がNHKの報じたスケジュールを否定して騒ぎになった。「では実際はどうなったのか」は、国会答弁で追える。菅義偉首相は2021年2月22日の衆院予算委員会でこう説明している。

「約四万人の医療従事者を対象にした先行接種を二月十七日から開始をし、今後医療従事者の優先接種を順次進めていく、そういう中で、高齢者の接種については、これまで説明しているとおり、四月から開始すべく準備を進めています」
— 菅義偉内閣総理大臣(2021年2月22日 衆院予算委員会)

高齢者接種は実際に2021年4月12日に始まった(同日にVRSの運用も開始、と後の厚労委員会で政府参考人が答弁している)。政府が説明していた「2月に医療従事者、4月に高齢者」という段取りは、そのまま守られた。当時この見出しに付いたレスの多くは「どうせ遅れる」だったので、ここは政府側の説明が当たっている。

【当サイトの外れ】「有効率16%」は、条件を落とした見出しだった

2021年4月の「中国シノバック製ワクチン、有効率16%」。記事本文に貼られていた引用元を読むと、この16%はチリが公表した「1回だけ接種した場合の感染防止効果」であって、規定の2回接種の有効率ではない。同じ分析で入院を防ぐ効果は36%とされていた。

元の記事は条件付きで書いていたが、見出しが条件を落とした。
その結果スレでは「食塩水だもの」「16%はただの自然免疫」といった反応が並んだ。落としたのは「1回接種の」という6文字で、それだけで数字の意味が変わる。これは他人の話ではなく、当サイトが立てた見出しの話である。

WHOが2021年6月に公表した評価では、2回接種した場合、発症を防ぐ効果は51%、重症化と入院を防ぐ効果は対象集団で100%だった。16%と51%は別の条件の数字で、どちらかが嘘というより、見出しが比較できない数字を並べていた。

【半分当たり】中国製ワクチンへの疑いは、当たった部分と外れた部分がある

当時ここで言われていたこと その後わかったこと
「副作用はなく超安全」は嘘くさい ◎ 「副作用はなく」は広報の言いすぎ
効果が不透明 ◎ 発症予防51%(欧米製より低い)
「食塩水」=効かない × WHOが緊急使用リストに収載。重症化・入院の予防は100%
世界各国に配られる ◎ 収載により国際調達の対象になった

「欧米製より効果が低い」は当たり、「効かない」は外れ。この2つは当時ほとんど区別されずに扱われていた。

答え合わせ一覧

2020〜2021年に言われていたこと 判定
ワクチンが出れば「コロナ禍」は終息へ × 外れ(5類移行は2年5か月後)
接種スケジュールはどうせ遅れる × 外れ(2月医療従事者・4月高齢者は予定どおり)
シノバック製の有効率は16% △ 不正確(1回接種の数字。2回で51%)
中国製は欧米製より効果が低い ◎ 当たり
中国製は「食塩水」=効かない × 外れ(重症化・入院の予防は対象集団で100%)
中国製ワクチンは世界に配られる ◎ 当たり

6本中2本が当たり、3本が外れ、1本が条件落ちの不正確。外した3本のうち2本は、数字そのものではなく「条件を落とした」ことで外している。1回接種を2回接種のように書き、接種開始を終息のように書いた。数字を捏造したわけではないぶん、当時は誰にも止められなかった。

出典

コメント

  1. 間違いですよ!収束と終息は全く意味が違います。
    一度、人類を宿主として選んだRNAウイルスとは人類が存在する限り共存関係ですぅ。
    RNAウイルスはその高い変異率から、人類が完全に地球上から根絶(終息)させることは極めて困難(天然痘などの略変異のないDNAウイルスとは訳が違う)、社会的な流行の落ち着き(収束)を迎えては、また新しい変異株が流行するというサイクルを繰り返す事に為る。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)も小変異に留まらず、他のウイルス株や系統と交じり合い、大変異(遺伝子再組換え)を起こす可能性は十分にある。即ち、パンデミックは繰り返される。。。!(笑)

  2. 終息したのではなく、人類が諦めた、が正解

  3. 所詮人類が太古の昔から付き合って来たウィルスの変異型。
    重症化する一部の人を除いて未実証のmRNAワクチンなんか打つ必要が無かった。
    私は一度も打たずに罹患したが、軽症で済んだ。mRNA後遺症の免疫異常も心配無し。

  4. 終息したのではなく「話題性と金ヅル」が収束したってだけの話で、いまだコロナの感染脅威は2020年から変わってないよ。
    病院以外で混雑する様な屋内公共施設では今だにマスクしてるけどね?愚民は直ぐに自分の頭で考えなくなるから困ったもんだよ。

    勿論、自身から他人への感染確率の低下、特に老人や基礎疾患を抱えている人を鑑みてだよ。マスクの感染防止能力がゼロなのは解ってるしね。

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