yuiui

480 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/06(土) 20:58:47.55 ID:poV8hkQcO

>>1です。
これ からは携帯で投 稿します。


前パート:唯「国家社会主義!」


487 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /06(土) 21:15:08.32 ID:poV8hkQcO
憂の部屋


律 「お、おい、唯は誰と話してるんだよ…」


澪 「…」


和「いい、よく聞いて頂戴。」


和「単刀直入に言うわね。」


和「唯 がレンタルしてもらっているピックには
とんでもないものが宿ってたの。」


澪「ま、まさ、まさ、まささささか…」


488 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/06(土) 21:20:03.56 ID:poV8hkQcO
和「さっき、『アドルフ』って単語を唯は口にしたわよ ね?」


律「…」


和「それが今、唯の隣にいる人物の名前よ。」


律「と、と なりって、唯しかいないじゃん…」


和「鈴木さんが"見える人"でね、教えてくれたのよ。」


律「…」


489 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /06(土) 21:28:45.54 ID:poV8hkQcO
和「唯はね、なぜだか知らないけれど、白人の男性、」


和「おそらく、アド ルフ・ヒトラーと思われる人物に
とり憑かれているの。」


律「ま、また、和よ、いいかげんに…」


和 「私が下らない、いい加減なことのために、紬に機材をお願いして、
あんたらをこんなことに巻き込むと思う?」


律 「…」


紬「鈴木さん、本当なの?」


純「あの人物が誰かはまだ完全にはわかりませんけど、」


純 「とにかく、唯先輩は若い白人の霊体に憑かれています。」


491 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /06(土) 21:36:47.85 ID:poV8hkQcO
澪「…」


澪「ヒッ」


澪「ヒッ…ヒヒヒヒ… ヒッ…ヒヒヒヒ…」


梓「い、いけない!澪先輩が過呼吸に…!」


和「しまったわ。澪がこの手のことに 弱いの忘れてた!」


憂「い、いまビニール袋もってきます…!」


律「…」


律 「鈴木さん。」


純「はい。」


律「どうすりゃいいんだ…?」


493 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/06(土) 21:47:46.43 ID:poV8hkQcO
純「一通り、お母さんの道具を無断で借りてきました。」


純は、幸福実現党総裁が肩からよくかけているような肩掛け、
数珠、何冊かの経文を取り出す。


律 「これでお祓いを?」


純「おはらいというか、お祖母ちゃんが霊を降ろして
お母さんがそれを手伝ってるところしか見た ことないもので…」


憂「純ちゃんのお祖母ちゃんは青森のイタコなんです。」


律「見てただけ?」


純 「はい。」


律「駄目じゃん!!」


純「お祖母ちゃんの遺伝子は四分の一持ってますから!」


梓 (というかイタコってお祓いもするの?
お祓いって神社の仕事じゃないの?)


494 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/06(土) 21:55:27.31 ID:poV8hkQcO
和「鈴木さん、まあ抑えて。」


和 「今日は特にアクションを起こさないわ。」


和「関係者が集まって事実を認識して、
傾向と対策を考えるためのものだか ら。」


純「わ、わかりました…」


澪「う、うう…」


梓「少し澪先輩も落ち 着いたみたいです。」


496 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /06(土) 22:11:24.99 ID:poV8hkQcO
一方、唯の部屋。


アドルフ『妻のエーファ、姪のゲリ(アンゲラ)、姉のア ンゲラ、…』


アドルフ『私の周りには心優しい女性がいて、いつも私を支えてくれた。』


唯「うん。」


唯はヒトラーの家族や親しい人間のことを、
このごろは自分から聞こうとしなくなっていた。
そういう話をす ると、度々、アドルフが悲痛な顔を見せるからだ。


ヒトラー『そして、女性こそ家庭の要だ。』


497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/06(土) 22:21:47.93 ID:poV8hkQcO
アドルフ『そして家庭は人間を育てる大もとの場所だ。』


アドルフ『また、個人が集まり国家ないし民族となる。』


アドルフ『国家と民族は同義だ。切り離すこ とはできない。』


アドルフ『そして、個人よりも、まったく、
国家ないし民族が優先されねばならない。』


ア ドルフ『個人は民族ないし国家のために生きねばならない。』


唯「なんかそれだと、わたしたちの自由がないような…」


ア ドルフ『はは。多くの人間は、とくに大衆は、そう考えるだろう。
しかし、そのまま留まっていては駄目だ。』


499 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/06(土) 22:24:49.90 ID:ckiGtHJL0
女性の結婚を奨励する政策とか実際やってたんだよな


500 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/06(土) 22:25:51.56 ID:TZ88aelx0
>>499
そんなんローマ時代から あるっての



502 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /06(土) 22:29:21.63 ID:poV8hkQcO
アドルフ『例え話をしよう。』


アドルフ『ゆい、君は言葉を、日本語を話す ね?』


唯「当たり前だよぉ…」


アドルフ『そうだ、当たり前のことだ。』


ア ドルフ『しかしだ、日本語の文法をある個人や集団が勝手に大きく改変して、
出鱈目な言葉を話したらどうなるだろう?』


唯 「新しいことばもたくさん生まれてくるよ?」


アドルフ『いや、単語個々の問題ではなく…うむ…』


ア ドルフ『日本語とドイツ語を足して2で割った言葉を話したとしたら?』


唯「そんなのだいこんらんだよ。
それにきっ と、誰からも相手にされなくなっちゃう。」


503 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /06(土) 22:38:09.14 ID:poV8hkQcO
アドルフ『だろう?』


アドルフ『言葉、とくにある民族に固有の言葉という のは非常に大切なものなのだ。』


アドルフ『我々は日頃言葉を用いるため、その恩恵に与っている。』


ア ドルフ『ところがこれが国家ないし民族のことになると…』


アドルフ『確かに、人間は国家と離れて、
短時間なら個人や 小集団で生きることができるかもしれない。』


506 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /06(土) 22:46:06.66 ID:poV8hkQcO
アドルフ『しかし、人間は一人では生きていけない。』


アドルフ『小集団 は、それより強い集団の前に脆くも崩れさるだろう。』


アドルフ『だからこそ、血と言語を同じくする個人は助けあい、
共 同体を形成しなければならない。』


アドルフ『おそらく、民族総体としての共同体から
個人や小集団が距離を置くと き、』


アドルフ『その個人や小集団は多分に利己的な行動をする。』


アドルフ『そしてそれが、人間精 神にとってかけがえのないもの、
真に価値あるものを毀損するようになる。』


アドルフ『これは、アブラハム以降、ユダ ヤ人のお家芸だった。』


507 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /06(土) 22:49:35.94 ID:ckiGtHJL0
当たり障りの無い話からだんだん過激な方向へ持っていくのがこの人の得意技


508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/06(土) 22:52:27.20 ID:Za7dN4Qr0
>>1はちょび髭かゲッベの亡霊に取り付かれ てる説を言ってみる。
支援。



509 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /06(土) 22:54:21.62 ID:poV8hkQcO
ヒトラー『彼らは自己流の価値を創作する。』


ヒトラー『ただ、貪欲を満た さんがためだけにだ。』


ヒトラー『そのためには、屁理屈や姑息な論理をためらわず使う。』


唯「なん かよくわからない…」


アドルフ『そうだね、ゆいは知らなくていいことだ。』


511 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/06(土) 23:02:19.02 ID:poV8hkQcO
アドルフ『そういえば、私は日本人も二種類に分けられる と聞いているね。』


アドルフ『一方は集団と美徳のために進んで己を捨てるサムライ。』


アドルフ『そ れに対して、退廃していて利己的で貪欲なものたち。』


アドルフ『先帝のお側と資本家の多くには、
そのような碌でもな い輩が満ちていた、と聞いたよ。』


唯「初耳。でも、"サムライ"の数はどんどん減ってるかな。」


ア ドルフ『今のドイツでも同じことだろう。まったく!耐え難いことだ!!』


512 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/06(土) 23:06:35.16 ID:6PkhM6Gp0
ヒトラーは
どう評価されようと俺は好きになれな いな


このスレは面白いけど



513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/06(土) 23:08:30.79 ID:ckiGtHJL0
>>512
そもそも好きになる必要 はないだろう



515 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /06(土) 23:10:08.92 ID:Za7dN4Qr0
>>513
理解することは大切だと思うけどね。ヒトラーにしろマルク スにしろ。
支援。



517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /06(土) 23:13:12.77 ID:6PkhM6Gp0
>>515
理解はしている。言ってることは一部正しいと思う。
だ けど好きになれないな



518 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /06(土) 23:14:02.51 ID:Za7dN4Qr0
>>517
それで良いのさw
支援。



523 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/06(土) 23:21:26.33 ID:poV8hkQcO
アドルフ『ただ、希望はあるかもしれない。』


唯 「どういうこと?」


アドルフ『現世に蘇ってまだ日は浅いが、
様々に有益な情報を手に入れることができた。』


ア ドルフ『我が国家社会主義ドイツ労働者党の
有意あるものたちが、南米に多く逃れただろう?』


唯「あー、そんなこと書 いてあったね。」


アドルフ『彼らおよび彼らの意志を継ぐ者たちが、
サークルのような物を作っているかもしれない。』


これは虫の良すぎる話だろう。
唯は気が付かなかったけれど。


アドルフ『今のドイツにい る、私の名ないし思想を振りかざして、
無意味な行動に走る、あの馬鹿者どもとは違う…』


アドルフ『そういった、真に 心ある者たちと連絡が取れればよいのだが、
如何せん、この身体ではね…』


526 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/06(土) 23:27:38.80 ID:poV8hkQcO
唯「なら、アドルフ、私が協力してあげるよ!」


ア ドルフ『ゆい、本当かい!?』


唯「うん!って言っても、どうすればいいかわからないや。
南アメリカでしょ…」


ア ドルフ『ゆい、焦らずに。堅実に考えいこう。』


唯「うん!」


527 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/06(土) 23:30:13.47 ID:poV8hkQcO
電源切れそうです、
一旦落ちます


539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/06(土) 23:59:12.05 ID:poV8hkQcO
再開します。


543 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/07(日) 00:13:29.31 ID:SCmAupzQO
再び憂の部屋。


律「唯のや つ、協力するとか、南米、とか言ってるぞ…」


和「うーん。唯だけの話じゃ、
何について話してるのかほとんど分からな いわ…」


純「ブツブツブツ…」


梓「純はお経唱えたままだし…」


純 「…」


純「あずさ、私はね、ジャミングを和らげようとしてるの。」


梓「い、意味がわからない…」


545 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 00:30:07.53 ID:SCmAupzQO
純「おかげで霊体のほうの音声も九割型拾えました。」


和 「ほんとう!?」


純「はい。」


純「多分、あの霊体は生前には、アドルフ・ヒトラーだったはずで す。」


和「そう…」


純「国や民族について唯先輩に話してました。
あとユダヤ人の悪口 も。」


梓「死んだ後も、ユダヤ人に酷いこと言うなんて…可哀想なひと…」


547 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/07(日) 00:37:04.73 ID:SCmAupzQO
純「あと、国家社会なんたら党の生き残りが
南 米にいるかもしれないから、連絡取りたいと…」


さわ子「南米にはNSDAPの流れを汲む秘密組織があるっていうしね…」


律 「って、さわちゃん!?」


さわ子「あんたらなんであたしに黙ってたのよ!
総統が唯ちゃんに取り憑いたこと!」


律 「私ら軽音部もさっき知ったんだよ!」


549 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /07(日) 00:42:53.98 ID:SCmAupzQO
さわ子「総統と話すチャンスじゃない!」


律(とりあえずさわちゃんは無 視っ、と。)


律「鈴木さん、他には?」


純「とりあえずは慎重に堅実に行こう、
みたいなこ とを言ってました。」


和「なら、まだ具体的なことも決まっていないのね?」


純「さっきの会話じゃそ こまでは…」


552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /07(日) 00:51:36.92 ID:SCmAupzQO
和「でも早く手を打たないと…」


さわ子「末は唯ちゃん、"第四帝国"の最 高幹部かしら?」


憂「お、ねーちゃん…」


和「そんなに上手くいくはずないでしょう。
それ に唯は日本人、モンゴロイドよ。」


梓「でも、ヒトラーみたいなとんでもない人間を
私たちがどうにかできるんでしょう か…」


553 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /07(日) 00:52:21.69 ID:SCmAupzQO
すみません、眠ります
ごめんなさい


578 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/07(日) 02:11:40.72 ID:qr93TgKsO
唯とヒトラーか
ミスマッチそうでいい塩梅なのが すげぇ


「天真爛漫な少女と、彼女を教育しつつ依存する男」って構図で谷崎潤一郎連想したわ



581 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 02:50:47.85 ID:Uu1P5eeO0
>>578
不思議とまったりした空 気が漂ってるよな。



579 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /07(日) 02:16:19.00 ID:GQjnQbOW0
ナチスって言わずにNSDAPって言ってるところがなんとも


609 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 11:12:21.16 ID:SCmAupzQO
すいません、再開します。
仕事中なので飛び飛 びになります。


610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /07(日) 11:19:15.29 ID:SCmAupzQO
和「今は唯にくっついている、ただの幽霊よ。」


和「それに…私たちが、 チャーチルやルーズベルトと
同じ土俵に立つ必要はないでしょ?」


梓「でも…」


純「払うに しても、多分ですけど、かなり大変だと思います。」


律「マジ!?」


純「はい…」


612 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 11:28:38.79 ID:SCmAupzQO
純「歴史上の人物の霊っていうのは、
一般人よ りも、"我"がすごく強いっていうか…」


純「怨念だとか執念だとか、そんなのが桁違いなんです…」


梓 「確かに、ヒトラーの幽霊ってだけで執念深そう…」


純「かなり周到な準備が必要になります。」


紬 「琴吹グループも総力をあげてバックアップするわ!
唯ちゃんを救うためだもの…!」


613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/07(日) 11:46:28.27 ID:SCmAupzQO
和「でも、問題なのは…」


和 「ヒトラーを追い払うなり消滅させるのに加えて、唯を説得、というか…」


和「あの子を上手く教え導かないと…」


さ わ子「私を頼りなさいっ!」


律「さわちゃんじゃ、かえって引きこんじゃいそうだ。」


614 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 11:51:04.04 ID:C4vL7YFQ0
梓達がヒトラーを悪者にしているのがやるせないな


615 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 12:01:50.51 ID:NKdwXmf6O
>>614
今の学校ではヒトラー= 悪と教えてるから当然じゃない?



617 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /07(日) 12:05:13.59 ID:vb78oKDr0
>>614
アドルフの語りのパートと合わせてバランス取れてて丁度い い感じだと思うけど…
全体で見るべし


644 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/07(日) 13:35:25.41 ID:+ryst1c9O
唯ちゃんに付き纏う男はそれだけで悪だ
政治云々 は関係ねえ



666 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /07(日) 15:07:45.50 ID:qr93TgKsO
この場において>>644以上に正しい奴はいない


659 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 14:42:52.04 ID:SCmAupzQO
澪「わ、わたし…だって…」


律 「澪無理するな。話聞くだけでも駄目なのに、
相手はモノホンだぞ?」


澪「な、なんとか頑張って…みる…」


和 「では、みんな、いいわねっ!?」


律紬梓憂純さわ「「「「「「応(おう)!」」」」」」


澪 「ぉ…ぉぅ…」


こうして、放課後ティータイム+生徒会長+αは
唯奪還作戦を開始する。


660 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 14:51:14.11 ID:SCmAupzQO
?某日、生徒会室?
和「で、その霊体の特性と いうのは?」


純「標準語で言う"波長"や"ゆらぎ"みたいなものがあるらしいんです。」


和「ひ、 ひょうじゅんご??」


純「津軽の言葉だと持って複雑な概念構造になるらしいんです。」


和「そ、そう なの…」


724 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /07(日) 20:45:36.44 ID:SCmAupzQO
すみません、仕事終わりました。
明日は休みなので、今日明日で終わります。


727 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 20:53:23.43 ID:+nTbCYoc0
仕事乙
続き期待してるよ?



728 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 20:53:30.01 ID:SCmAupzQO
同日 田井中家


律「『スリー ピーホロー』、『リング』、『エクソシスト』」


律「どれから始める??」


澪「もっとソフトなのが良 い…」


律「じゃ、もっとハードなやつにするぞ!」


澪「さっきのから選ぶ…!」


澪 「う、うう…こんなので、幽霊と戦う訓練になるの…?」


律「多分。」


澪「…」


729 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 21:02:20.52 ID:SCmAupzQO
同日 桜高軽音部員行きつけのアイス屋


唯 「あずにゃん、アイス美味しいね?」


梓「は、はい…」


アドルフ『ドイツとオーストリアの、
さ らに東欧、バルト諸国に散らばるドイツ人たち…』


梓(ちかくにいるんだよね…)


梓(ア、アイス食べ たいとか考えてるのかな…)


アドルフ『彼らヨーロッパに散在する雄志あるドイツ人を募り、
草の根の地下ネットワーク を作ることから…』


732 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /07(日) 21:15:25.98 ID:SCmAupzQO
同日 平沢家近くの神社


パンパン!


憂「ど うか…どうか…おねーちゃんのことを助けてください!」


憂「五十一回目…」


憂「あと四十九回…」


憂 「よーし!」


同日 琴吹家


紬「機材の確保はどの程度かしら?」


斉藤 「はっ、七割ほどかと…」


紬「急がせなさい。」


斉藤「ハッ!」


736 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/07(日) 21:33:17.58 ID:SCmAupzQO
数日後 京都府のどこかにある某滝


滝 に打たれる少女たち


純「オンアミリタテイゼイカラウン!」


憂「オンアミリタテイゼイカラウン!」


梓 「オンアンンんりみったっリタテイゼイカラあああウン!」


純「ノウマクサンマンダバザラダンカン!」


憂 「ノウマクサンマンダバザラダンカン!」


梓「の、ノーまっクバあザランカンんん!!」


※真言や修験 道とイタコの関係は知りません。
信じないで下さい。


738 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/07(日) 21:44:49.39 ID:SCmAupzQO
同じく数日後 秋山家


律 「え、えーと…百姓一揆!」


澪「バカっ!ミュンヘン一揆だ!」


律「こ、こんなの覚えても何にもなん ないって…」


澪「りつ、敵がどんな奴なのかを知ることはすごく重要なんだ!!」


澪「さっ、あと半 日、みっちりやるぞ!」


律「くっ…」


律(この間のこと根に持ってやがる…)


741 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 21:56:04.90 ID:SCmAupzQO
同じく数日後 さわ子のアパート


さ わ子「あったあった!」


さわ子「取っといて良かったわぁ…」


さわ子「でもまだ入るかしら…」


さ わ子「まあ少しきつくても」


さわ子「ふふ…」


さわ子「うふふふ…」


743 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 22:13:27.20 ID:SCmAupzQO
同じく数日後 琴吹家


紬「機 材の搬入、セッティング、テスト。」


紬「全て完了したわ。」


和「しかし、よく借りられたわね?流石 は琴吹家。」


紬「ううん、単にオフシーズンだからよ♪」


745 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/07(日) 22:20:27.66 ID:SCmAupzQO
和「軽音部のメンバーや鈴木さんとの打ち合わせも済んだ し…」


和「…」


和「でも…」


和「唯にとっては悲しいことになるのかし ら?」


紬「人類史上最も破滅的だった出来事の原因から
離れることができるんだから…」


紬 「唯ちゃんにとっても、私たちにとっても正しいこと、だわ。絶対に。」


和「…」


和「ええ、そう ね。」


746 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /07(日) 22:25:50.16 ID:SCmAupzQO
すいません、風呂入って飯悔います


748 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/07(日) 22:27:43.54 ID:Fx8wSCqIO
食い改めろ


保守



758 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 23:24:08.83 ID:dIcj8uAC0
pcから再開します


759 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 23:35:22.92 ID:dIcj8uAC0
同じく数日後 京都市内 鞍馬山


唯 は一人、ではなくアドルフと一緒に鞍馬山を訪れていた。
アドルフに京都市内を案内するためだ。
しかし、アドルフは、京都御所と本能寺 を見た後は、
ほかの名所を選ばずに、鞍馬山を希望していた。


唯「良い眺めだね!」


アドル フ『そうだね、ゆい!日本の自然風景もまた、
高地ドイツのそれとは違った魅力がある。』


観光客A「奥さん、あの女 の子さっきから一人でブツブツ…」ヒソヒソ


観光客B「きっと心の病気になって傷心旅行なのよ可哀相…」ヒソヒソ


763 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/07(日) 23:52:06.66 ID:dIcj8uAC0
唯「そういえばさあ…」


アド ルフ『なんだい、ゆい?』


唯「アドルフは建物の設計したり絵を描いたりする仕事につきたかったんでしょ?」


ア ドルフ『ああ。前に話したね。』


唯「京都の中には、お寺や神社がいっぱいあるんだよ?
見学しなくていいの?」


ア ドルフ『そうだねえ、唯。たしかに、日本の寺社仏閣は素敵な建物かもしれない。』


アドルフ『ただね、伝統的な日本建築は、
私にとって風車小屋や水車小屋と同じものと考えられるのだよ。』


唯「?」


アドルフ『子供のころ、 よく遊びに帰った、母の実家のあるシュピタル村。
かの景色…』


764 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/07(日) 23:58:42.81 ID:dIcj8uAC0
アドルフ『あの景色を思い返すたびに、私は懐かしさに浸 り、
楽しい時間をすごすことができる』


アドルフ『しかし、それだけなのだ。
それはメランコリーから出ているに過ぎない。』


アドルフ『伝統的な日本建築への日本人の愛着も、実は、』


ア ドルフ『牧歌的なものや始原的なもの、もしくは原始宗教にまつわるもの
…へのメランコリーなのだ。』


アドルフ『そ れは、真に美的なもの、および…
それより生まれる建築物とは、あまり関係がない。』


766 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/08(月) 00:06:36.85 ID:GvpoFofD0
アドルフ『まあ、おいおい、"真の美"について、
私の思うところを話してあげよう。』


アドルフ『ただ、今はこの鞍馬山に来ていることだし…』


アド ルフ『ひとつ、神、のことについて話すとしよう。』


唯「神様??」


アドルフ『ああ、そうだよ、ゆ い。』


767 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 00:16:57.73 ID:GvpoFofD0
唯「アドルフはキリスト教徒だから、キリストさんのこと?」


アドルフ 『うーん、そうではないな。私がこれから話すのは
いわゆるキリスト教の神ではないんだ。』


アドルフ『かといって、 無関係でもないがね。』


アドルフ『それに、私がキリスト教徒であるのは"形"だけなんだよ。』


アド ルフ『…さて。』


アドルフ『神というのは、超越的で、人間の運命を握っている存在だ。』


アドルフ 『そして、宗教は様々あり、日本人のもっているような自然宗教、
キリスト教、イスラム教、仏教…』


アドルフ『そし て宗教には、その宗教を創始した者がいる。
預言者と呼ばれている人々がそうだ。』


アドルフ『もちろん、自然宗教は 例外だがね。』


768 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 00:29:56.60 ID:GvpoFofD0
アドルフ『さて、宗教を理解するために肝要なことの一つは…』


アドルフ 『預言者とはいったい何者なのか、を理解すること。』


アドルフ『預言者とは、神と預言者以外の人間をつなぐ、人間だ。』


ア ドルフ『そして、おそらく神は、人間が進むべき道、
また逆に、誤れる道、を知っている。』


アドルフ『しかし、全て の人間が神から召命を与えられうるわけではない。』


アドルフ『それに召命を与えられうるとしても、預言者の側にも
神の意思を慮る能力の差が生まれてくる。』


アドルフ『たとえばモーゼとキリスト、モーゼとムハンマドの差、としてね。』


769 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送り します:2010/03/08(月) 00:42:46.17 ID:GvpoFofD0
アドルフ『そう、大切なのは、神の召命を読み解く力 だ。』


アドルフ『しかしだ、ほとんどの預言者は"きちがい"で、
ほとんどの宗教は迷信なのだ。』


ア ドルフ『人間はもともと、神秘的なもの、人間的なものを超え出る力存在に
惹かれるようにできている。』


アドルフ 『しかし、その瞬間に、迷信や誤謬に引き寄せられる可能性が付きまとう。』


アドルフ『神のしるし、を正しく読み解き、人々を率 いる者。』


アドルフ『そして、民族を指導する責務を最も負って言う者には、
この能力が備わっていなければならない。』


アドルフ『キリスト教の神、父と子、これもまた迷信にしか過ぎない。』


ア ドルフ『しかし、神は、確実に存在する。』


771 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 00:50:09.73 ID:GvpoFofD0
アドルフ『ただし、迷信だといってキリスト教を退けるのも間違いだ。』


ア ドルフ『キリスト教がモラルや規律の維持に必要ならこれを使う。』


アドルフ『ただし、次第に消えるにまかせ、より確実かつ明証 的な規律やモラルに道を譲るのが望ましいだろう。』


アドルフ『ようするに、キリスト教は、一過性的な道具なのだ。
民族の発展および繁栄のための。』


唯「…」


唯「アドルフの言っていること、
ちんぷんかんぷんだよ…ぜんぜんわからない。」


アドルフ『それでいいんだよ、ゆい。今はね。
世の中には、知ったかぶりをして男に媚びる女狐が多くいるのだから。』


772 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/08(月) 00:57:55.13 ID:Hv8hIGR2P
アドルフ氏いいこと言った
唯ちゃん無垢でかわい い



773 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 01:03:57.60 ID:GvpoFofD0
アドルフ『おっと、かなり日が傾いてきたようだ。』


アドルフ『ゆい、そろ そろ帰ろうじゃないか?』


唯「そうだね、帰ろっか!」


唯の背後には、鞍馬山よりやや高い貴船山がそ びえている。
その山影の中に、落ち日は飲み込まれつつあった。


774 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます:2010/03/08(月) 01:05:54.80 ID:GvpoFofD0
まことにすいません、寝ます。
明日で最後にな ります。


776 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03 /08(月) 01:11:22.47 ID:Hv8hIGR2P
>>774

楽しみにしてるよ


805 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:25:19.01 ID:GvpoFofD0
すいません、おきました
再開します


807 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:27:13.35 ID:EBjLjM/XO
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


808 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:28:21.71 ID:GvpoFofD0
翌日 関西最大の某ドーム型野球場


唯「この野球場の中でサプライズコンサートがあるの??」


憂「うん、そうだよ♪」


アドルフ『この大きな建築物のなかで?』


アドルフ『ついて来たくは無かったが、ゆいとは離れられぬし…』


横のアドルフは苦り渋ったような顔をしている。


唯は憂に急かされるまま、何もわからぬままに連れ出されていた。
なんでも、新進気鋭のアーティストのコンサートなりライブがある、との理由で。


唯「やっぱり、みんなと一緒に来たかったなぁ…」


憂「に、二枚しかチケットが手に入らなくてね!」


憂(おねーちゃんと"もう一人"用の)


809 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:34:45.15 ID:GvpoFofD0
憂は唯を先導する。
一般客は普段立ち入りが禁止されている、関係者用の回廊を進んで。


一分ほどで、巨大な左右開閉式の扉の前にたどり着く二人と一体。


憂「この中だよ!」


唯「うん!」


唯「でもさ、お客さん、私たち以外にぜんぜんいないね??」


憂「そ、それはね、超限定なコンサートだからなの!!」


唯「ほー!!」


憂「さ、入ろう!」


憂がそう言うと、目前の扉が少しずつ開いていく。


810 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:41:56.50 ID:GvpoFofD0
唯「おっ…!」


唯「…」


唯「??」


憂「ささ、おねーちゃん!」


憂に背中を押される形で扉をくぐる。


球場の中には、センターとライトの間ぐらいにステージが設置され、
その前には座席が二つ。
座席を広く円形に囲んで、唯の背丈よりもはるかに大きい
巨大なモノリスのような物体がいくつもそびえている。


唯「!!!!」


しかし、何より唯を驚かせたのは…
ステージの上にいる「アーティスト」たち。


「わたしたちのライブにようこそっ!」


812 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:50:36.85 ID:GvpoFofD0
唯「み、んな…」


ステージ上には唯を除いた放課後テイータイムのメンバー。
その向かって右隣には、白装束と肩掛けを装った純。
電電太鼓を大きくしたような太鼓とバチを手にもっている。


紬の少し後ろには、様々な配線のついた装置があり、
そのすぐ後ろに和が座る。


律「さっ、ステージ前の席にすわってくれよっ!!」


唯「え、えーと…」


憂「ほら、おねーちゃん♪」


アドルフ『??』


アドルフは気付くはずもない。
このライブイベントが催される意味を。


813 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:59:35.73 ID:GvpoFofD0
澪「え、えーと、きょ、きょうは放課後ティーっツァイムのライブに…」


律(噛むなよ…)


梓(澪先輩ファイトです!)


澪「来てくれてありがとう…」


唯「ぽっかーーーん。」


唯「…」


唯「ま、いいや♪私が参加できないのがかなし?けど。
いじめとか…?」


そうぶつぶつ言いつつ、座席に着く唯。
アドルフは唯の右隣に立ったまま。


814 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:06:40.88 ID:GvpoFofD0
唯「ほら憂、憂も座りなよ?」


唯は左の席をぽんぽん叩きながら言う。


憂「ごめんね、おねーちゃん、そこは私の席じゃないんだ。」


そういうと憂は、ステージの上に駆け上がり、
正座で座っている純のとなりに、彼女と同じ姿勢で着座する。


唯「う、うい??」


一方のアドルフは彼女たちを、いぶかしむようにみる。


アドルフ『なぜこの子たちは、メイドの格好をしているのだ?』


アドルフ『意味がわからない…』


なぜか、和までメイド姿である。
なので、純の衣装がかえって引き立つ。


816 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:17:38.45 ID:GvpoFofD0
澪「きょ、きょうは…あなたたちのため…だけに、
ライブを開く…ことにしました…」


唯「あなたたち??」


唯「わたししかいないのに??」


アドルフが見えていないのは唯の勘定に入っている。


アドルフ『…』


アドルフ『まさか…』


澪「で、ではさっそく…」


純「いくよ、憂!」


憂「うん!」


純憂「「あまてらしますすめおおかみののたまわく
あめがしたのみたまもの…」」


澪「『Heart Goes Boom!! 』」


817 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:25:12.76 ID:GvpoFofD0
律「いちにさんしーいちにっさん!!」


澪「ハッツハッ!」


紬「♪?」


梓「ヨイショ♪」


各々演奏をはじめる放課後ティータイムのメンバー。


澪「花は恥らうもの ♪


澪「鳥はさえずるもの ♪」


純憂「みみにしょしょのふじょうをききて、
こころにしょしょのふじょうをきかず?」


ドンドンドンドンドンドンドン…


祝詞のようなものをひたすら唱える二人。
加えて純は、太鼓もひたすら熱心に叩く。


819 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:33:51.57 ID:GvpoFofD0
唯「やっぱり澪ちゃんはうまいな?♪」


唯「でも…憂と純ちゃんはなにやってるの?
純ちゃん、変な格好で変な太鼓みたいのたたいてるし。」


唯「ね、あどる…」


唯「!!!」


アドルフ『ぐ…ぐぐ……ぬ…!』


苦悶の表情を浮かべるアドルフ。
脂汗でもかいているような…


唯「アドルフ、どうしたの!?」


820 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:35:36.66 ID:C7mBBArA0
効いてる!?


821 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:42:26.98 ID:oeuPV0NP0
おわかれの時間か・・・


822 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:43:26.10 ID:GvpoFofD0
唯「ねえ、アドルフ!!!」


アドルフ『ぐ、ぐぅ…こ、この…忌まわしき…波のような…!!』


アドルフ『か、か…ら…だが…!!』


唯「アドルフ!!!」


アドルフ『せい…しん…が…!!!!!!』


霊体のアドルフにとって、身体と精神は同じものだ。


和(聞いているようね、対ヒトラーの霊体用の…)


和(いわゆる音波攻撃システム。)


825 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:49:10.77 ID:GvpoFofD0
?和の回想?


和「楽器を使う?」


純「はい。イタコは、その技術を用いる際に、一種の楽器を使うんです。
太鼓とか、ほかにも種類がありますけれど…」


純「純粋な仏教で言うなら、密教の護摩の際の太鼓や、
もっとポピュラーな木魚と同じです。」


純「標準語の概念構造でいうなら、霊の波長と同調するためらしいんですけど。
これを逆に使いまして…」


?和の回想終わり?


和(逆利用して、ヒトラーの霊体にぶつける。)


和(鈴木さんと憂の祈祷なり読経で増幅して…)


和(ヒトラーが身の毛よだつほど嫌う音…)


和(退廃音楽を!!)


827 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:52:31.40 ID:xk6R+82g0
もうちょっと二人の交流を読みたかったけど…
しかたないか



829 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:56:30.50 ID:GvpoFofD0
ヒトラーは自分の芸術観、音楽観の対極にあるものを
嫌うを通り越して、忌み恐れている。


例えるなら、皆さんも想像してもらいたい。


内面も外見も、自分のタイプにあたる異性(同性愛者の方は同性)
とまったく対極の人間に言いいよられ、ストーキングされ
体中なめまわされ、ありとあらゆる愛撫をされるのを。
そして、それが長時間つづいたとしたら。


現在のアドルフは、霊体、一種の精神体である。
この煉獄で炙られるような状況が、えんえんと続いたなら…


830 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:59:42.21 ID:C7mBBArA0
イヤな喩えだ


832 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:02:56.81 ID:GEDV/HmN0
嫌すぎるwww
唯ちゃんにペロペロされるなら大歓迎



834 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:05:29.81 ID:GvpoFofD0
アドルフ『グ…ググ…』


唯「アドルフ!!ねえあどるふっ!!」


澪の曲が一通り終わるが伴奏はとまらない。
伴奏は変奏をはさみ、そして、
曲調が変わる。


ファースト側の左右開閉扉が開き、そこから、
黒い格好をした女性が乱入する。


さわ子「ドイッチュラントユーバーアレスぅぅぅ!!!!!」


和(さわ子先生。)


和(異常だわ…)


835 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:14:24.11 ID:V7Rcvyg2O
さわちゃんww


836 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:14:24.43 ID:GvpoFofD0
ヴァッフェンSSの将校制服を着込んださわ子である。
メイクは彼女のキャラソンのジャケットを参考にしてもらいたい。
眼鏡をはずした、キメまくったメイク。


澪の隣に飛び込むさわ子。


澪「ひぃぃぃぃ!!!」


紬(メイクキメキメのさわ子せんせぇ…/////)ジュン


さわ子「おーら、ハイルヒットラーーーー!!」


そういうとさわ子は、唯の前にある本を投げる。


837 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:18:01.87 ID:C7mBBArA0
なんなのこの人…


839 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:20:03.65 ID:VW8TJixv0
マジキチ・・・・・・


841 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:24:02.72 ID:GvpoFofD0
唯「表紙のおじさん…年取ったアドルフ!?」


アドルフの著書『わが闘争』だ。


アドルフ『ワ…タシ…ノソン…ザイ…ニ…キズイ…』


アドルフ『グウウウウウウウウウウ!!!!!!!』


唯「もしかして、みんな…」


唯「!!!」


唯「やめてっ!!!すぐに演奏を止めて!!!!」


さわ子「否!いなっ!!三度いなぁぁぁっぁ!!!」


さわ子「『Mady Candy』!!!!」


純憂「諸法皆是因縁生因縁生故無自性無自性故無去来無去来故無所得…」


842 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:32:39.87 ID:GvpoFofD0
そして演奏は続く…


アドルフ『k…m…pf…』ジッジジッ…


アドルフの霊体の姿のちらつきが激しくなり、
上下左右に膨張縮小を繰り返し始める。


唯「アドルフが消えちゃうっ!!!」


唯「お願いやめてっ!!やめてよぉぉぉ!!!!!」


純憂「自相空共相空一切法空不可得空…」


純(よーしよし!)


純は太鼓を叩くのをやめ。両手で頭上に円を大きく作る。


和「もう一押しってところね…」


844 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:37:58.38 ID:GvpoFofD0
和「みんな、ラストスパートが近いようよ!!」


律「おうっ!!」


澪「ああ!!」


さわ子「ゼーハー…ゼーハー…」


アドルフ『…』


唯「や…」


唯「やぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


そのとき。


パ…キン!!


唯の懐から、何かが割れる音がする。
大きく響き、大音響で演奏している律たちの耳にもはっきりと聞こえる。


845 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:40:07.24 ID:GvpoFofD0
律「が、ガラスか何かわれるような!?」


和「多分あのピックじゃないかしら!?これで多分ヒトラーの霊も…」


純「!!!!」


純「ブクブクブク…」


憂「じゅ、じゅんちゃん!?」


純が泡を吹いて失神する。


梓「じゅんっ!!」


澪「お、おい、あ、あれ…」


846 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:42:03.43 ID:GvpoFofD0
澪が指差す唯のいるほう。
唯の頭上にオーロラのようなものが漂っている。
そしてその輝く半透明なカーテンのようなものは
少しずつ人型をとり始める。


唯「やぁぁぁ…ぁぁぁぁ!!」


紬「人の形!?」


和「女の人…鎧を着ているような…」


アドルフ『ヴァル…ハル…ヴァル…キューレ??』


輝く人型のようなものは、片手の長い剣のようなものを
アドルフの頭上で一閃する。


851 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:47:38.49 ID:GvpoFofD0
その瞬間、アドルフのいる空間からほとばしる閃光。


紬「ま、まぶ…」


数秒の後?


律「目がいてぇー…」


澪「これはヒトラーが消え…」


澪「!!!」


輝く人型は消えていた。
そのかわり、唯の隣には、白人の、痩せた若い男。
その瞳は澄んだ青。
その場の全員がはっきりと視認できる。


和「う…そ…」


律「見え…てる…」


858 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:56:45.08 ID:GvpoFofD0
アドルフ「わたしは…」


アドルフ「これはどうしたことだ…」


唯「よかった…よかったぁ!!」


アドルフに抱きつこうとする唯。
しかし、アドルフの身体をつかむことはできない。


唯「あ、そういえば幽霊だったね…へへ…」


唯「痛いところはない??」


アドルフ「ああ、全く無いよ。先ほどのおぞましい苦痛が嘘のようだ。」


梓「も、もしかして状況が悪化してません…??」


861 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:59:07.51 ID:uX57Iy3JO
ヴァルハラから拒否られたと考えるなら戦士としては不名誉だな


863 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:04:10.00 ID:GvpoFofD0
律「おいヒトラー!!唯から離れやがれ!!」


アドルフ「!!」


アドルフ「この娘、私の瞳を見ている…」


アドルフ「きみたち、わたしが見えるのか?」


和「ええ、何でかは知らないけどね…」


アドルフ「そうか…そうか!!」


アドルフ「…」


アドルフ「いやまったく、きみたちには感謝しなければならない。」


アドルフ「苦痛とは人を一段階押し上げるものだ。
今回もまた思い知ったよ。」


864 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:05:05.67 ID:GvpoFofD0
和「…」


和「意思疎通ができるようになったついでに、お願いがあるんだけど…」


和「唯から離れて、どこかへ行ってくれないかしら??」


アドルフ「…」


アドルフ「ゆいはどう思う?」


唯「いや!」


アドルフ「わたしも唯に同じだよ。」


和「そう…」


和「それで、これから、どうするの?」


アドルフ「私が誰かを知っているなら、容易く想像がつくだろう。」


アドルフ「私に課せられた召命を再開するだけだ。」


梓「あなた、まだわかってないの!?
あなたが昔仕出かしたことの大きさ!悲惨さ!!」


866 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:06:14.79 ID:uX57Iy3JO
あずにゃんうぜえwwwwww


867 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:07:06.21 ID:6N4RY6zQ0
唯とアドルフ組がんばれ


868 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:07:46.62 ID:6Y9XjOML0
ゆだにゃん自重しろwwwwww


869 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:10:42.11 ID:KvUBVAhr0
頑張れあずにゃん!
ネオナチ唯に負けるな!



871 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:15:49.76 ID:GvpoFofD0
アドルフ「女はいつもそうだ。物事の本質を理解せず、感情に流され、
男たちを泥沼に引きずり込もうとする。」


唯「わたしも??」


アドルフ「ゆい。この女性の性質には悪い面もあるが良い面もあるんだよ。」


アドルフ「姪のゲリや妻のエーウァ、私の最も大切な女性たちも、
そういった女性ではあったが…」


アドルフ「ようは夫が、父が、兄が、男が強くあればよいのだ。男は兵士でなければならない。
死を前に勇んで進み、指導者には服従する。
優秀な兵士とはそういうものだ。」


和「あなたの考え方は、まったく時代錯誤よ。」


アドルフ「それは違うな。現代人はすっかり飼い慣れされ、家畜になってしまったから、
価値ある生き方をけなして自らを正当化しようとする。」


アドルフ「現代人は、最悪なマルクシズムとは別の悪
貪欲と利己に精出しているだけだ。」


872 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:17:59.85 ID:pT18Px2Q0
ここにきて面白くなってきた


873 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:18:36.79 ID:pXbK1Mb10
相変わらず持論を曲げない伍長閣下ww


875 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:30:22.65 ID:GvpoFofD0
アドルフ「『歴史のおわり』などという概念を見つけたときには、
腹を抱えて笑ったものだ。」


アドルフ「たしか、彼も日本人の系統であったかな…」


アドルフ「まあ、いい。真に価値あるものから目を背ける人間は
ただ滅び行くだけだ。」


和「わたしは、あんたの目指したものが価値あるとはまったく思えないわ。
自分の民族のことしか考えない…」


アドルフ「ならきみたちは他民族のことを思いやっているかね?」


アドルフ「マルクシズムの概念も、価値判断を抜いた分析概念としては
正しいものがいくつかある。」


アドルフ「きみたち日本人やアメリカ人が甘い汁を吸うことで、
その奴隷になっている外国人が多くいることをしらないかね。」


876 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:38:48.73 ID:GvpoFofD0
アドルフ「現代の先進国は、交換および分配に生じる不平等を
低発展な諸国に押し付けている。」


アドルフ「その世界経済の状況を維持することで、裕福な生活を送っている。」


アドルフ「まあ、私に言わせれば、そのような状況に甘んじる民族など
そのような発展なき隷従のもとの生活がお似合いだが。」


和「それは、多分ちがうわ。最近は中国や、インド、東南アジアの国々は、
経済力は馬鹿にできないものがある。国際援助やそういう助け合いだって!」


アドルフ「しかし、きみたちが、私が先ほど言った矛盾の上に生きているのは
変わらないだろう?」


アドルフ「約二十数億の国が富めるようになったとして、
さて、その国の内部の汚濁、また、あいかわらず低級なままの諸民族は??」


和「話にならない!」


アドルフ「いいかね?ユダヤの金貸しに、慈悲や全体利益の話をしても、
彼には全く理解されない。」


アドルフ「彼は自分の欲望にしか興味がないからだ。」


878 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:47:14.62 ID:GvpoFofD0
アドルフ「貧しい土壌には、ほとんど作物は育たない。
では、貧しき精神にいったいどんな価値があるだろうか。」


アドルフ「滅ぶに任せればよいが、それが血を同じくする民族の堕落を
誘うものであったとしたら??」


アドルフ「腐肉は早めに取り除こう!そうせねば疫病が国の方々を覆ってしまう!」


アドルフ「そうなっては、もう遅いのだ!」


和「…」


和「みんな、改めてわかったでしょう?
この男は狂ってる。そんな男と唯を一緒にしておいたら…」


澪「ゆい!ヒトラーを相手にするな!」


唯「なんで、なんでそういうこと言うの??」


879 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:51:39.17 ID:C7mBBArA0
高級と低級の判断基準に問題があるよなこの人の場合


880 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:01:20.81 ID:GvpoFofD0
唯「アドルフはドイツの人たちのこと心から考えてるんだよ??」


唯「それに、日本だって自分のことしか考えない、それに
良いことを口にするけど、自分ではやろうとしない…」


唯「そんな人ばっかりでしょ…??」


唯「わたしはぜんぜん勇気がないから、
今までいろんなことから逃げてきた。」


唯「でもそれじゃ駄目なんだと思う。
妥協とかそんなのしてたら、もっと酷いことが待ってるかもしれない…」


憂「おねーちゃん…」


梓「もう、そんなとこまで唯先輩を引き込んでるなんて…」


881 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:03:51.03 ID:qgdl+cu30
絶対頷いてはいけない論理とは分かるが、否定できない魔力がある
もし俺がこの場にいたら感化されてそう。和ちゃんたちの精神力はすごい



884 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:09:09.73 ID:GvpoFofD0
澪「唯はまっすぐだから、疑いもせず。」


アドルフ「そうだ、それが君たちと唯との違いだ。」


アドルフ「この娘は、ドイツの強い乙女たちに劣らぬ何かを持っているのだ。」


さわ子「総統閣下。」


アドルフ「この前のあばずれ教師か。」


アドルフ「その姿は勇者にのみ許されたものだ。
その姿で私を"総統閣下"などと呼ぶなっ!!」


さわ子「そ う と う か っ か 。」


アドルフ「きちがいめ…」


さわ子「それはお互い様でしょ??」


885 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:18:11.33 ID:GvpoFofD0
さわ子「総統閣下は、"ディ・エンド・レーズング"の計画と実施については
唯ちゃんに話してるの?」


アドルフ「…」


さわ子「やっぱりね。」


律「さわちゃん、そのディなんたらって何?」


さわ子「日本語でいう最終的解決。ユダヤ人問題についてのね。」


梓「それってもしかして…」


梓「ホロ…コーストのこと…ですか…?」


さわ子「そういうこと。
まあ、ホロコーストはその一部だけどね。」


887 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:24:39.30 ID:GvpoFofD0
唯「?」


アドルフ「…」


さわ子「総統閣下。」    


さわ子「戦後、あなたのお姉さんは、"最終的解決"をあなたが進めたことを
信じようとしなかったわ。」


アドルフ「!!」


さわ子「『アドルフがそんなことをするはずがない。
彼はそれに気付いていたら絶対に止めさせただろう』って。」


アドルフ「…」


889 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:31:40.80 ID:GvpoFofD0
さわ子「アンゲラやパウラに隠し通したかったこと、
ばれちゃったわよ?」


アドルフ「…」グッ


さわ子「総統閣下。あんたは、あんたの姉妹、あんたの姪、あんたの奥さん…」


さわ子「身内の女性でも、これだけの人間不幸にしてるわね。」


さわ子「…」


さわ子「甲斐性なし。」


アドルフ「だまれっ!!」


890 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:32:03.47 ID:aY229kZO0
狂気のアス・アンド・ゼム~狂気日食をBGMにかけるとといい感じだな




891 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:39:45.22 ID:GvpoFofD0
アドルフ「ユダヤ人を地上から消すのは、われ等ドイツ人のいや
地球人類の発展と健全化のために絶対に必要なことだったのだ!!」


アドルフ「だのに…だのにやつらは、シオニズムを実現させてしまった!」


アドルフ「現代に住まうお前たちは、かならず、その報いを受けるぞ。」


唯「アドルフ、最終的解決って何??」


アドルフ「…」


アドルフ「ゆい、このまえに話したね。」


アドルフ「ユダヤ人はドイツ人、ヨーロッパ人社会を蝕んでいた。
多くの人たちを苦しめていたんだ。」


アドルフ「だから罰を私が下そうとしたんだよ。」


唯「でも、やっぱりたくさんの罪も無い…」


アドルフ「ゆい、罰を下されるのは罪があるからなんだよ?」


892 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:47:12.19 ID:GvpoFofD0
梓「ほんとうに救いようがない…
自分が神様になったつもり!?」


アドルフ「神の命令だ。」


アドルフ「それに、君たちは同胞や隣人に対して同じようなこと、
いや、それ以上のことをしているんだよ。」


律「はぁ??なにねぼけてんだよこの七三分けっ!!」


アドルフ「神に変わって、私が言おう。」


アドルフ「君たちは他者への無関心と搾取で、
それ以上の人間を死なせているのだ。」


アドルフ「勇気をもたず、自分のことしか考えない。」


アドルフ「ユダヤ人問題を放置したのと同じく、
君たちは、君たちの精神的腐敗のために醜い滅びの道をたどることだろう。」


アドルフ「君たちにはこれ以上何をいっても無駄なようだ。」


アドルフ「ゆい、いこう。私の姿を衆人がみることができるようになった以上、
私の仕事を先に進ませねばならない。」


さわ子「ちょっと待った。」


さわ子「和ちゃん、舞台のスクリーンに例のパワー○イントを。」


和「は、はい…」


893 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:54:00.53 ID:GvpoFofD0
アドルフ「君たちに付き合っている時間は無い!」


さわ子「ふふ、総統閣下。何がはじまるか薄々気付いてるんでしょ?」


アドルフ「…」


律「なにが始まるんだ、さわちゃん?」


さわ子「鈴木さんと和さんの作戦は
成功するかどうかわからなかったから。」


さわ子「唯ちゃん説得用にね。」


和「このデータですよね?さっきもらったばかりだから、私も見てないんですけど」


さわ子「いーからいーから!」


和「は、はい…」ポチ


895 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:58:33.52 ID:C7mBBArA0
このさわ子はカッコイイな


896 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:01:11.79 ID:GvpoFofD0
スクリーンに次々と映像が映し出される。


澪「あ、あ、あ…」


梓「ひ、どい…」


唯「これ、なに…」


唯「な、んでたくさんの人たちが…」


その情景に心から慄く少女たち。


さわ子「世界史の○○先生にもらったデータをちょっと補強したやつよ。
教育委員会の指導で、未成年には見せちゃいけないみたいだけど。」


899 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:10:55.67 ID:GvpoFofD0
さわ子「…」


さわ子「そう。」


さわ子「ホロコーストの映像資料集。」


さわ子「この男がしでかしたことの一部を納めた映像。」


アドルフ「あ…あ…ああ…」


アドルフが震えている。
目前のスクリーンに映し出される、
無残に殺され打ち捨てられた人々の写真を見て。


さわ子「その男は何百万人ものユダヤ人、東欧やロシアの人々、
自分に歯向かった人間たちを殺したの。」


さわ子「この映像は収容所で殺された人たちの映像。」


さわ子「この男は"収容所"と呼ばれる刑務所よりも劣悪な場所にユダヤ人を集めて
管理的、機械的に殺させていたのよ。」


900 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:18:54.99 ID:GvpoFofD0
唯「ひどい…」


アドルフ「否っ!!ちがうぞ唯!!」


アドルフ「私は、私はむしろ慈悲を与えてやったのだっ!
苦痛無く彼らが死を迎えるように!!」


さわ子「あんたの部下連中には、実験材料やおもちゃにしたやつ等も結構いたわよ?
まあ、ユダヤ人をおもちゃにした連中は、発覚すれば、
あんたが粛清していたみたいだけど。」


唯「どうして、どうしてこんなことをしたの!?」


アドルフ「それはっ!!それはユダヤ人が、
我々の社会にはびこる寄生虫だったからだ!!」


唯「わからない…」


902 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:27:26.32 ID:GvpoFofD0
唯「わからないよアドルフ!!」


唯「アドルフみたいな純粋で優しくて夢を追いかけてるひとがこんなこと…」


アドルフ「ゆい、きいてくれ、ゆいっ!!」


さわ子「アンゲラやパウラも、真相を理解したら、
唯ちゃんみたいな反応を見せたかもね。」


アドルフ「だまれ!!!だまれ売女め!!」


さわ子「売女でけっこう。好きな男にはこっちから股開くわ。」


さわ子「和ちゃん、パワ○ポイントのフォルダに入っている画像開いて。」


和「はい。」


903 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:31:42.73 ID:C7mBBArA0
さわ子マジかっけー


904 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:34:36.48 ID:GvpoFofD0
大きく映し出されたのは、母子の映像だった。
子供のほうは三歳ぐらい、女性のほうは二十代半ば。
銃で殺されたようで、死後数日たった様子だった。


澪「う、うう…ひ…どい…」


さわ子「SSの隊員の手にかかった、あるポーランド人の親子だわ。」


アドルフ「あ…あ…あああ…」


梓「せんせい!!もう、止めてくださいっ!!もう…」


紬「梓ちゃん、目を背けちゃ駄目。」


紬「この男と同じじゃ駄目よ。」


アドルフ「うわわわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


さわ子「子供好きでフェミニストのあなたには耐えられないでしょう。」


さわ子「でも、この親子はあなたが殺したのよ?」


905 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:44:16.23 ID:GvpoFofD0
アドルフ「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


唯「あ、どるふ…」


さわ子「ムギちゃん、唯ちゃんに貸したピックの
持ち主について話してあげて。」


紬「はい。」


紬「あのピックは、ヒトラーさんのお姉さんの、子孫のものです。」


紬「持ち主は、ギタリストとして有名になるまでは、
あなたと自分の関係を知りませんでした。」


紬「けれど、その方の名が世に出始めると、
あるマスコミがその出生をかぎつけて…」


紬「あなたの親戚だということがばれてしまったんです。」


909 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:55:58.68 ID:+j8IdhojO
なんか悲しくなってきた


910 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:01:53.77 ID:GvpoFofD0
紬「音楽家にとって、狂気の独裁者の親戚であるということを
喧伝されることがどういうことになるか。」


紬「その方は言われない中傷や迫害を受けました。」


紬「その方はアルコールに走って、志半ば、
身体を壊して亡くなってしまいました。」


紬「事情が暴露されてからの、その方の日記や曲にはたくさんのあなたへの恨みと
自分の血からくる、ユダヤ人や、あなたの犠牲になった人たちへの懺悔のことばでいっぱいだったそうです。」


アドルフ「…」


アドルフ「わ…た…しは…」



※もちろんフィクションです


912 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:03:28.47 ID:oeuPV0NP0
まあそうだろな


915 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:12:44.10 ID:GvpoFofD0
アドルフの顔がたるみ始め、皮膚に光沢が無くなっていく。
髪型もいつのまにか、我々に馴染み深い1:9分けになっていた。


憂「ヒトラーの姿が…?」


純「よ、よわっているわ…私たちに見えている姿が…
老化していっているのが証拠…」


憂「じゅんちゃん!」


さわ子「確かにあなたを霊体としてよみがえらせたのは神様の意思かもね。」


さわ子「あなたの精神が地獄の業火で
焼くつくされねど炙られ苦しむように…」


917 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:14:49.99 ID:10to6eFuP
唯なら何とかしてくれるッ!!


918 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:14:55.59 ID:yHEqGoY40
アドルフ・・・


919 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:15:40.40 ID:qgdl+cu30
ヒトラーの根っこは、どこにでもいる小心者な一人間だからな…
スタ公だったら蛮行の画像見せられても平然としてそうだけど



922 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:24:35.89 ID:GvpoFofD0
アドルフ「あ…あ…」


突然に、アドルフのこめかみから鮮血が走る。


唯「!!」


アドルフ「ば…つ…」


さわ子「ええ。」


そして、炎のようなものがアドルフの身体を包む。


アドルフ「あ…つい…」


唯「あ…ど…るふ…」


923 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:25:59.56 ID:C7mBBArA0
死んだ時の…


924 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:32:57.21 ID:INHeqai00
こめかみから鮮血って拳銃自殺?


925 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:34:53.49 ID:GvpoFofD0
アドルフの身体はどんどん炎につつまれ、
黒く焼け焦げていく。


アドルフ「そう…だった…のか…」


さわ子「そうよ。ダンテ・アリギエリの描く、
その罪のため、死後苦しめられる人々のように。」


炎の中、黒く焼け焦がれゆく中、
その青い両の瞳が強く唯を見つめる。


アドルフ「Yui, mein lovery und mitfuhlendes Madchen…
Leben ist Mengen Kampfe.
seien Sie stark und mutig…!」


(ゆい、愛しく心優しき娘…生きることは闘いの連続だ。
君が強く勇気あるように…!)


唯「あ…」


その言葉を残すと、煤が空中に舞い消えるように、
アドルフの姿も消えていた。


926 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:36:52.45 ID:oeuPV0NP0
・・・・・・・・


927 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:40:31.58 ID:GjrJu7t50
逝ってしまわれた…


928 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:43:11.64 ID:GvpoFofD0
こんばんわ、平沢憂です。
あの事件から数週間が立ちました。
おねーちゃんは、まだ、心ここにあらずというか…
クラシックの曲を聴きながらぼーっとしていることが多くなりました。


純ちゃんは、御祖母ちゃんに無断で"儀式"をおこなったことがばれて
こっぴどく叱られ、こちらも心ここにあらずです。


あの後、さわ子先生が言っていたんですが…


931 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:51:36.72 ID:GvpoFofD0
律「さわちゃん、こんなのも用意してたんだな。」


さわ子「さっきも言ったでしょ、唯ちゃん説得用。」


さわ子「まさかこうまでうまくいくとは思わなかったわ。」


さわ子「で、あとは、彼のメンタル面の弱いとこを突いただけ。」


さわ子「まあ、摺れてない良い子ちゃんのあんたらじゃ、
あの男を相手にするのは、まず無理よ。」


律「へいへい…」


澪「おい、唯、大丈夫か??」


澪が唯を揺さぶると、唯の懐から、
いくつかのかけらになったピックが、地面に落ちる。


紬「あのピック、壊れちゃったのね…」


憂「あの、弁償とかは?」


紬「大丈夫よ、気にしないで。」


932 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:58:38.79 ID:GvpoFofD0
梓「なんとか…解決…でしょうか?」


さわ子「さーてどうかしら?」


さわ子「少なくとも、あの男の言っていたことのいくつかは
人間個人や社会の核心をついてるわ。」


さわ子「問題なのは、手段がえげつないとこだけど。」


さわ子「あたしらパンピーは、
『見たいものしか見ず、見たくないものを見ない。』」


さわ子「某作家の受け売りだけど。
そういうふうに、あたしらがちんたらしてるうちに…」


さわ子「状況が悪化してとんでもないことになる、
ってのは、これからもありえる話だわ。」


澪「大きすぎる問題のような…」


律「ま、気楽にやるしかないだろ?」


唯「…」


936 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:03:16.65 ID:UHto9b+r0
さわちゃんが先生みたいだ


938 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:04:46.07 ID:C7mBBArA0
当のヒトラー自身が正に『見たいものしか見ず、見たくないものを見ない。』生き方だった訳で…
皮肉な話だ



939 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:04:58.62 ID:GvpoFofD0
今日もおねーちゃんは、自分の部屋で、なにやら音楽を聴いているようです。


憂「おねーちゃん、ごはんだけど…」


唯「…」


憂「おねーちゃん!」


唯「あ、憂。ごめんね…」


憂「もう…」


憂「…」


941 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:07:55.47 ID:GvpoFofD0
憂「この曲、なんだか優しい曲だね?」


唯「うん、ワーグナーの『ジークフリート牧歌』っていうんだって。」


唯「アドルフの勧めてくれた曲では、一番好きな曲なんだ。」


憂「…」


憂「おねーちゃん、あの…」


唯「うーん?」


942 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:10:48.30 ID:GvpoFofD0
憂「…」


憂「なんでも、ない。」


憂「ご飯だから、その曲が終わったら、早く来てね?」


唯「うん。」


そういうと、唯はまた、そのやさしく暖かい調べに、耳を傾けはじめた。


おわり。


945 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:12:45.28 ID:xk6R+82g0
おわりか。乙


947 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:13:59.48 ID:qgdl+cu30
乙。かなり骨太のSSだった


948 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:14:20.66 ID:pXbK1Mb10
国家社会主義というよりマイン・フューラー的な話だったなw


949 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:14:25.26 ID:xH1bEkuS0
乙でした
アドルフらしい・・・といえばらしいのかもしれないな。



958 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:22:01.99 ID:GvpoFofD0
三点補足します。

>>150の質問について
ヒトラーは腹心の人間のアドヴァイスのもと、1936年か1937年に、アメリカやイギリスのヒトラーやナチスを風刺した絵や漫画を集めた本をドイツ国内で出版しています、おそらく、これらの国のマスコミのやり方を相対的に弱める狙いがあったと思われます。

>>166
このssの種本は
J.トーランド『アドルフ・ヒトラー』
H.トレヴァー=ローパー『ヒトラーのテーブルトーク』上・下
あとは、ショーペンハウアーやニーチェの諸本と
その他諸々です。

最後にピックとの関連で。
アンゲラの子孫についてですが、娘のゲリが死んだ後、アンゲラには息子一人と娘ひとりがいました。
それぞれ子孫がいますが、息子レオのほうは80歳ぐらいの方で子供はいません。
アンゲラの娘にも、60前後の子供がいますが、こちらの子孫についてはわかりません。


960 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:22:18.00 ID:aY229kZO0

偏ってなくて結構楽しめた
問題提起にもなっていたと思う



961 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:24:02.47 ID:GvpoFofD0
失礼、もう一つ。
ヒトラーの言葉は『ヒトラーのテーブルトーク』を参考にしましたが、
ヒトラーが日本建築について語る部分だけは全くの私の独創です。


963 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:29:58.29 ID:GvpoFofD0
すいません、本当にもう一つ。
なので、このssに出てきたピックの持ち主は、まったくの想像上の人物です。


972 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:50:53.69 ID:PejZNx5p0
大作乙!
唯はヒトラーに良くも悪くも影響を受けてこの後の人生を歩んで行くんだな